こんにちは!看護師のろいです(*^_^*)
皆さん『狭心症』って聞いたことありますか?
『狭心症』にもいくつか種類はありますが、今回は、看護師の私が”労作性狭心症(安定狭心症)”について原因や症状、リスクについてまとめたものを紹介します!
『狭心症』とは、
心臓の血管(以下:冠動脈)が食生活の乱れや喫煙などによって血管が硬くなった状態
(以下:動脈硬化)のところへ脂肪などがたまり血管が狭くなることや
血液がドロドロになることで、それが固まること(以下:血栓形成)により心臓を
動かすための筋肉(以下:心筋)への血液受給が減少もしくは停止することで、
急性または慢性に発生する疾患を虚血性心疾患といい、慢性的であるものの一つが
『狭心症』なのです。
労作性狭心症(安定狭心症)とは?
原因や症状の解説をする前に、労作性狭心症(安定狭心症)について簡単に説明します!
労作性狭心症(安定狭心症)は、安静時には胸の痛み(以下:胸痛)や
苦しさ(以下:絞扼感)が出現しないが、
スポーツをしたり、階段を上ったりと体を動かすことによって症状が出現します。
ただ、その症状は動きを止め、安静にしていると症状がなくなります。
これでも症状が治まらない場合でも、
ニトログリセリン錠という薬を投与することで治まるものを労作性(安定)狭心症といいます。
狭心症の原因って何?
まずは狭心症になりやすくなる原因を5つをあげます!
あなたは大丈夫ですか?
高血圧
高血圧とは食生活やストレスなどによって血管に高い圧をかけている状態です。
高血圧の人は、血液がドロドロしていたり、血管が細くなっていたりします。
この状態で全身へ血液を送ろうとすると、すごい力で圧をかけなくてはいけなくなります。
さらに体を動かすことで、心臓にはさらなる負担がかかり狭心症の原因となってしまいます。
脂質異常症
脂質異常症とは血液中の脂肪(以下:コレステロール)が高い状態です。
血液中にコレステロールが多いと、血液はドロドロとなり流れがゆっくりになる。
さらに、血管内に脂肪が溜り血管が細くなってしまいます。
血管内が狭くなることで血液の流れが悪くなり、
全身に必要な血液を運ぶため心臓は伸縮回数(以下:心拍数)を増やし、
結果として心臓の負担になることでしょう。
喫煙
たばこのニコチンには、血圧上昇・冠動脈の血流減少・血栓形成を助長する作用がある。
上記で説明したように、このような状態になると心臓は全身に必要な血液を送るため心拍数が増え、
心臓に負担になる。
糖尿病
糖尿病を発症していると、冠動脈疾患になるリスクが増える。
他にもこんな病気の可能性が・・・
胸の痛みがある場合、狭心症だけでなく他の病気の可能性も視野に入れましょう。
では、どんな症状が出てくるの?
狭心症には主に4つの症状があります!!
- 胸の痛み(以下:狭心痛)
- 顎や歯の痛み
- 左肩から左腕にかけての痛み(以下:放散痛)
- みぞうちの痛み
補足
1.胸の痛みは、前胸部が締め付けられるような痛み(絞扼感)や前胸部が圧迫されるような
痛みが3~5分間程度持続するもの。
1.胸の痛み+1つ以上当てはまる場合は要注意状態なので受診を検討してください!
発症するとこんなに大変。
狭心症を発症すると、日常生活にいろんな支障が生じてしまいます。
・薬の内服があるため定期的に病院への通院が必要
・内服薬の副作用による二次的症状の出現
・手術・手術に付随した入院
看護するためにも・対策するためにも、病気に対してしっかりとした知識をつけましょう!
看護をする方→新人でも分かる!狭心症